特集 リハビリテーション関連職種の現状と展望
作業療法士
杉原 素子
1
Motoko Sugihara
1
1国際医療福祉大学作業療法学科
1International University of Health & Welfare
キーワード:
作業療法士
,
市町村圏域
,
居宅生活
Keyword:
作業療法士
,
市町村圏域
,
居宅生活
pp.545-547
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100955
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作業療法士の現状
1.作業療法士数など
2006年度末現在,日本の作業療法士有資格者数は33,696名(協会員数29,495人,組織率87.5%),作業療法士養成校数158校〔昼夜合わせて183課程:大学44校,短期大学1校,専門学校138課程(国公立3年制2課程,私立3年制56課程,4年制80課程)〕,入学定員6,898名であり,平均年齢31.1歳(男32.7歳,女30.5歳),男女比率は,男28:女72である.年齢層の割合は,21~25歳が24.2%,26~30歳が33.6%,31~35歳が19.3%である.これらの3つの年齢層を合わせると全体の8割近くになる.
ゴールドプラン(1989年)策定後,作業療法士の需要供給計画が見直され,以来,作業療法士養成校は急増し,それらの養成校が卒業生を輩出する時期から,有資格者数は著しい増加を続けている.現在,少しずつ緩やかな勾配になってきてはいるが,なお増加は続いている.図1は人口対10万人の作業療法士数の推移を予測したものである(現在は約26人).
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