Japanese
English
特集 片麻痺の随伴障害
すくみ足
Freezing of gait.
高谷 美成
1
Yoshinari Takaya
1
1JA栃木厚生連下都賀総合病院神経内科
1Department of Neurology, Shimotsuga General Hospital
キーワード:
すくみ足
,
脳血管性パーキンソン症候群
,
歩行失行
,
前頭葉性歩行障害
,
脳梗塞後遺症
Keyword:
すくみ足
,
脳血管性パーキンソン症候群
,
歩行失行
,
前頭葉性歩行障害
,
脳梗塞後遺症
pp.1127-1132
発行日 2003年12月10日
Published Date 2003/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100939
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はじめに
すくみ足(freezing of gait,frozen gait,freezing gait)とは,麻痺や筋緊張異常によらずに足底が床面にはりついたようになって歩けなくなる状態で,パーキンソン病のほかさまざまな疾患で観察される.多発性脳梗塞にみられるすくみ足は脳血管性パーキンソン症候群の部分症状と捉えられることが多く,症候的にも,背景にある神経機構もパーキンソン病とは異なる.本稿では,まずさまざまな病態に共通してみられるすくみ足の特徴について述べ,次いで脳血管性パーキンソン症候群,前頭葉性歩行障害,神経機構,治療と対策について概説する.
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