Japanese
English
特集 介護予防をめぐって
転倒予防
Prevention of falls.
新野 直明
1
,
福川 康之
2
Naoakira Niino
1
,
Yasuyuki Fukukawa
2
1桜美林大学大学院老年学
2聖徳大学人文学部
1Department of Gerontology, Graduate School of Obirin University
2Faculty of Humanities, Seitoku University
キーワード:
高齢者
,
転倒予防事業
,
実態
,
効果
Keyword:
高齢者
,
転倒予防事業
,
実態
,
効果
pp.1035-1039
発行日 2006年11月10日
Published Date 2006/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100407
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はじめに
高齢者が日常生活上で介護の必要な状況となる原因は,脳血管疾患が最多であるが,それに次ぐものに,高齢による衰弱,転倒・骨折,認知症などがある1).そのため,転倒予防は,要介護状態の予防を検討する際には,きわめて重要な問題の一つと考えられる.2006年度から施行された改正介護保険法においても,転倒予防は介護予防サービスの一つとして,大きな比重が置かれている.筆者らは,厚生労働省長寿科学総合研究事業「高齢者における効果的な転倒予防活動事業の推進に関する研究」において,自治体が行う転倒予防事業の内容や効果に関する調査を実施した.介護保険法が改正される前の状況であるが,本稿では,その結果の一部を紹介する.
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