特集 統合失調症診療の新たな展開
認知機能障害とその改善
福島 和郎
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1国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター 情報管理・解析部
キーワード:
認知機能障害
,
認知増強薬
,
非定型抗精神病薬
,
co-primary measures
,
統合失調症
Keyword:
認知機能障害
,
認知増強薬
,
非定型抗精神病薬
,
co-primary measures
,
統合失調症
pp.33-35
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.34.09_0033-0035
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「Ⅰ. 統合失調症の認知機能障害」統合失調症の中核症状として,妄想・幻覚などの陽性症状や,感情の平板化・引きこもりなどの陰性症状の他に,(神経)認知機能障害(cognitive impairment in schizophrenia;CIS)があげられる。すなわち,統合失調症患者の認知機能は,全般的な知能レベルとは独立に,実行(遂行)機能,語流暢性,注意,処理速度などを反映する神経心理学的検査成績が,健常者に比べて1~2標準偏差(SD)程度,低下する。「KEY WORDS」認知機能障害,認知増強薬,非定型抗精神病薬,co-primary measures,統合失調症
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