巻頭言
リハビリテーションチームでのリハビリテーション医の役割
佐浦 隆一
1
1兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンターリハビリテーション西播磨病院
pp.621
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100330
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兵庫県立リハビリテーション(以下,リハ)西播磨病院への異動に伴い,生まれて初めて「管理職研修」なるものを受講する機会があった.研修対象の主体は公務員管理職であるので,研修科目は「自治体のパブリシティ(情報公開)」,「危機管理」,「管理者の能力開発:組織の改善方策,部下の活用とその育成を中心として」,「人事管理・公務員倫理」である.
これまで,リハ医の端くれとして教育機関で看護職やリハ専門職を目指す学生諸君に「リハとチームアプローチ」の講義を行ってきた.もちろん,多職種からなるリハチームの中心は患者,障碍者であり,チーム医療として情報共有と多方面からのサービス提供が重要であることを“型どおり”講義してきた.しかし,“自分が中心”と心の何処かで考える医者の悪い癖で,チームのマネジメントについて深く考えたことはこれまでなかった.
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