Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「イン・ハー・シューズ」―LD・ADHD当事者の生活を優しく見つめる
二通 諭
1
1石狩市立花川南中学校
pp.485
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100309
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「イン・ハー・シューズ」(監督/カーティス・ハンソン)の主人公マギー(キャメロン・ディアス)はLD(学習障害)当事者である.みたところADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向も併せもっている.
音読ができない,簡単な計算ができない,片付けができない,作業を要領よく遂行できない等々ないないづくしである.したがって就職しても長続きせず転職を繰り返している.そして今は無職である.無収入ゆえ,時には姉のお金を掠めたりする.姉はマギーとは対照的な有能な弁護士だ.
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