特集 PTと連携する
在宅リハビリテーションにおける連携の鍵をみつけた―レポート/〈れいんぼう川崎〉の方法
本誌編集室
pp.759-772
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901885
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訪問看護婦に在宅におけるリハビリテーションについてきくと,「患者さんの機能を評価し,プログラムを立て,実施するというすべての段階に不安がある」という.にもかかわらず,訪問看護婦は在宅でリハビリテーションをほとんど1人で(あるいは訪問看護婦一職種のみで)担わされている現状がある.
となれば,訪問看護婦には在宅でのリハビリテーションを1人でかかえこむのではなく,リハビリテーションの専門家たちと連携するという選択肢があってしかるべきなのだが,しかし現状ではその連携が必ずしもうまくいっているとはいえない.
それはなぜなのだろうか.そしてもっとうまく連携をしていく方法はないのだろうか.
在宅リハビリテーションにおける他職種との連携の鍵をさぐるため,神奈川県川崎市で地域リハビリテーションに取り組む専門施設〈れいんぼう川崎〉を訪ねた.施設外の職種との連携を非常にシステマティックに行なっているという評価を聞いたからだ.
そこで,まずはじめに〈れいんぼう川崎〉の活動をレポートし(取材編その1),次いで訪問看護ステーションが〈れいんぼう川崎〉とどのように連携をとっているかを報告する(取材編その2).
最後に〈れいんぼう川崎〉の所長に,PT,リハビリテーション専門職との連携のコツをうかがったので報告する(インタビュー編).
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