Japanese
English
症例報告
小児重症筋無力症例の発話症状の特徴と評価法
Analysis features of speech symptom in a case of myasthenia gravis in childhood.
星山 伸夫
1
,
小西 薫
2
Nobuo Hoshiyama
1
,
Kaoru Konishi
2
1医療法人社団ますお会第2北総病院リハビリテーション科
2さいたま市心身障害児総合療育センター小児神経科
1Department of Rehabilitation Medicine, Daini Hokusoh Hospital
2Department of Pediatric Neurology, General Rehabilitation Center for Handicapped, Saitama City
キーワード:
重症筋無力症
,
発話症状
,
軟口蓋の易疲労性
,
鼻咽腔ファイバースコピー
,
音響分析
Keyword:
重症筋無力症
,
発話症状
,
軟口蓋の易疲労性
,
鼻咽腔ファイバースコピー
,
音響分析
pp.77-80
発行日 2006年1月10日
Published Date 2006/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100030
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はじめに
口腔・咽頭の神経筋システムに異常をきたす神経筋疾患の臨床特徴は発話症状に反映されるため,発話評価の結果から診断や治療効果,さらに症状の変動性や疾患の進行度の判断をするうえで有益な情報が得られる場合がある.
今回,われわれは,3歳10か月時に発症した小児重症筋無力症例(主に眼症状,球症状)に対して薬物治療と併せて発話の継続的評価を試み,発話症状の特徴と評価法および抗AchR抗体価と症状の変動傾向について若干の知見を得たので報告する.
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