連載 画像評価—何を読み取る? どう活かす?・第8回
慢性閉塞性肺疾患
有薗 信一
1
,
片岡 健介
2
Shinichi ARIZONO
1
,
Kensuke KATAOKA
2
1聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部理学療法学科
2公立陶生病院呼吸器アレルギー疾患内科
pp.877-879
発行日 2022年8月15日
Published Date 2022/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202751
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症例情報
患者:69歳,男性
診断名:慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)
現病歴:3年前から自分のペースで平坦な道を歩いていても息切れするため,立ち止まることが多くなってきた.2か月前から,平坦な道を100m,あるいは数分歩くと息切れで立ち止まるようになり,当院を受診した.
既往歴:18〜66歳まで40本/日の喫煙歴あり.
身体所見:身長157cm,体重50kg,SpO2 94%,呼吸数16回/分,胸部聴診での異常音なし,呼気延長あり.
肺機能:FEV1/FVC 20.0%と閉塞性障害を認め,%FEV1は25.4%の最重症であるⅣ期.
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