特集 タッチ—触れることと触れられること
痛みとタッチ
内藤 卓也
1
,
平川 善之
1
Takuya NAITO
1
,
Yoshiyuki HIRAKAWA
1
1福岡リハビリテーション病院リハビリテーション部
キーワード:
手当て
,
アロディニア
,
痛覚過敏
,
身体認識能力
,
感作
Keyword:
手当て
,
アロディニア
,
痛覚過敏
,
身体認識能力
,
感作
pp.1078-1083
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202451
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Point
●痛みを抱える患者の多角的な評価に基づき状態を把握したうえでのタッチは,患者に安心感を与え,癒しにつながる“手当て”となり得る
●痛みには感覚的・情動的・認知的要素が関与しており,こうした要因を包括的な評価に基づき理解したうえでタッチを行う必要がある
●広範性の痛覚過敏には中枢性感作,末梢性感作,身体認識能力の低下がかかわっている可能性がある
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