Japanese
English
Close-up 理学療法に活かすモニター技術
fNIRS
fNIRS
酒井 克也
1
Katsuya SAKAI
1
1千葉県立保健医療大学健康科学部
キーワード:
fNIRSの原理
,
fMRIとの相違
,
視覚性運動錯覚
Keyword:
fNIRSの原理
,
fMRIとの相違
,
視覚性運動錯覚
pp.894-898
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202398
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
機能的近赤外分光法(functional near-infrared spectroscopy:fNIRS)は近赤外線を用いて,生体内のヘモグロビンの変化量を計測する手法である1).fNIRSは測定が簡便であり,侵襲性と肢位の制限が少ないため,臨床現場において使用しやすい機器の1つである.そのため,健常者や脳卒中片麻痺患者を対象にバランス制御時や歩行時の脳活動などの測定が試みられている2,3).本稿ではfNIRSの原理や機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging:fMRI)との相違を解説し,fNIRSを用いて測定した視覚性運動錯覚の研究を紹介する.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.