特集 臨床に活かすニューロリハビリテーション
臨床に活かすニューロリハビリテーション Virtual reality
田邉 淳平
1,2
,
網本 和
2
,
酒井 克也
3
Junpei TANABE
1,2
,
Kazu AMIMOTO
2
,
Katsuya SAKAI
3
1倉敷リハビリテーション病院リハビリテーション部
2東京都立大学人間健康科学研究科人間健康科学専攻理学療法科学域
3千葉県立保健医療大学健康科学部リハビリテーション学科理学療法学専攻
キーワード:
VRの種類
,
麻痺肢の改善
,
バランス
,
視覚性運動錯覚
Keyword:
VRの種類
,
麻痺肢の改善
,
バランス
,
視覚性運動錯覚
pp.403-410
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202631
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Point
●VRの種類には非没入型,没入型,さらには拡張現実があり,リハビリテーション介入に応用されている
●VRを用いた介入では安価で簡易的なゲーム機を使用したものが多いが,脳卒中片麻痺患者への麻痺側上肢機能への効果は示されているものの,バランス機能への効果は低く,今後のさらなる検討が必要である
●近年では,脳卒中片麻痺患者に対する拡張現実を使用した視覚性運動錯覚の効果が報告されており,iPadを使用して行えるため,臨床で実施しやすい介入方法である
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