連載 内科疾患患者における理学療法介入に必要なアセスメント・Part 6【最終回】
がん・腫瘍疾患の理学療法介入に必要なフィジカルアセスメント
明﨑 禎輝
1
,
中田 英二
2
Yoshiteru AKEZAKI
1
,
Eiji NAKATA
2
1高知リハビリテーション専門職大学理学療法学専攻
2岡山大学整形外科
pp.1454-1456
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202150
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はじめに
現在,がん罹患者は増加しているものの,化学療法など治療の進歩で生存率が向上している.がんのリハビリテーションは,手術前後の介入だけでなく,化学療法・放射線治療による体力の低下・維持に対する介入も求められる.終末期の患者では,ADL向上によって満足度が高まる1).また,「がんロコモ」も注目され,リハビリテーションの必要性が広がっている.本稿では,進行がん患者を対象に,高額な機器を用いず実施可能なフィジカルアセスメントを述べる.
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