特集 歩行PART 2 運動器疾患と歩行指導
転倒・骨折予防のための歩行評価とアプローチ
神先 秀人
1
,
池添 冬芽
2
,
大津 創
3,4
Hideto KANZAKI
1
,
Tome IKEZOE
2
,
Hajime OHTSU
3,4
1福島県立医科大学新医療系学部設置準備室
2京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻リハビリテーション科学コース理学療法学講座
3東京都立大学大学院システムデザイン研究科機械システム工学域
4サンシティ調布ロイヤルケア
キーワード:
転倒予防
,
大腿骨近位部骨折
,
動的安定性
Keyword:
転倒予防
,
大腿骨近位部骨折
,
動的安定性
pp.1427-1435
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202141
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Point
●歩行中の転倒,骨折を防ぐには,各個人のもつリスク因子に合わせた,多角的アプローチやバランス,歩行,筋力などを含んだ複合的な運動トレーニングが有効である
●転倒中に生じる身体の回転により,骨折の危険性を少なくできる可能性がある
●歩行観察においては,重心の運動方向と速度を考慮に入れた評価視点も重要である
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