特集 歩行PART 1 脳神経疾患と歩行
—エディトリアル—歩行と理学療法
内山 靖
1
,
金谷 さとみ
2
Yasushi UCHIYAMA
1
,
Satomi KANEYA
2
1名古屋大学大学院医学系研究科
2社会医療法人博愛会在宅総合ケアセンター
pp.1256-1257
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202099
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1.特集の意図と構成
本号(54巻11号)ならびに次号(同12号)では,それぞれ,脳神経疾患,運動器疾患と歩行と題した特集を組みました.理学療法士が歩行の評価と治療・支援を行う際には,疾患や病態と関連の深い各論的な知識や技能に加えて,歩行に共通した内容が含まれます.そのため,2号を1つの大きな「歩行」の特集として理学療法士が歩行を考える共通の内容をあえて散りばめる形で構成しています.
共通の内容としては,観察評価(11号),治療・介入の基本である部分法と全体法(11号),装具・歩行補助具との融合(11号),歩くことをどう教えるか(12号),歩行指導の基本と応用歩行(12号),転倒・骨折予防のための歩行評価とアプローチ(12号)を取り上げました.一部には疾患や病態に基づく記述も含まれますが,広く参考になる共通の概念が示されています.
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