緊急座談会 新型コロナウイルス—各現場から,withコロナ時代の理学療法を展望する
COVID-19感染予防を主軸とした組織運営
金谷 さとみ
1
,
津田 陽一郎
2
,
永冨 史子
3
,
松井 一人
4
,
村永 信吾
5
1菅間記念病院在宅総合ケアセンター
2倉敷平成病院
3川崎医科大学総合医療センター
4ほっとリハビリシステムズ
5亀田総合病院
pp.802-811
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201973
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金谷 本邦における新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)の感染拡大は社会全体に大きな影響を及ぼしましたが,理学療法提供においてもあらためて考えさせられる機会となりました.本日は,それほど切迫した状況ではないものの,体制づくりや予防策に追われた地域の先生方にご出席いただきました.まず,ご自身の施設の概要とこれまでの経緯をお話しください.
永冨 当院は回復期リハビリテーション病棟を有する647床の急性期総合病院です.高齢症例が多いのが特徴です.岡山県は感染者数が非常に少なく抑えられていますが,通常とは異なる臨床をどのように組み立てるか,また緊急事態宣言が解除された現在はこれらの対応をどうやって緩めていくか,さまざま思案しながら業務を行っています.
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