緊急座談会 新型コロナウイルス—各現場から,withコロナ時代の理学療法を展望する
COVID-19治療最前線での理学療法—第2波,その先に向けて
岩田 健太郎
1
,
北原 エリ子
2
,
高橋 哲也
3
,
長谷川 信
4
,
横田 一彦
5
1神戸市立医療センター中央市民病院
2順天堂大学医学部附属順天堂医院
3順天堂大学
4群馬大学医学部附属病院
5東京大学医学部附属病院
pp.796-801
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201972
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高橋 本日は,新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)の患者に直接対応されている最前線の先生方にお集まりいただきました.最初に自己紹介を兼ね,それぞれの現場で何が起こっているのか,これまでの経緯をお話しください.
岩田 当院ではCOVID-19患者を受け入れて以降,受け入れ初期,緊迫期,安定期という3段階で進んできました.緊迫期は院内感染と並行して健康観察に伴う職員の離脱が増え,病院全体が不安に覆われていました.それから日々情報がアップデートされ,目の前の変わりゆく変化に常に対応していかなければいけない時期でもありました.この時期は災害と同じだったと技師長とよく話しています.その後,COVID-19の実態がある程度見えてきて,現在は安定に向かいつつあります.
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