Close-up 病棟専従
集中治療病棟に専任する理学療法士の活動
柴田 涼
1
Ryo SHIBATA
1
1聖隷浜松病院リハビリテーション部
キーワード:
ICU専任理学療法士
,
早期離床
,
多職種連携
Keyword:
ICU専任理学療法士
,
早期離床
,
多職種連携
pp.439-443
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201869
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集中治療病棟[以下,intensive care unit(ICU)]における早期リハビリテーションは,せん妄予防・人工呼吸器管理期間の短縮・退院時身体機能改善に有用1,2)とされている.聖隷浜松病院(以下,当院)ではICU専任理学療法士(以下,PT)を配置し,多職種連携をより密にする取り組みを行っている.また2018年度の診療報酬改定にて早期離床・リハビリテーション加算が新設されたことを受け,同年より心臓血管外科術後患者を対象に離床プロトコルの運用を開始し,多職種で早期離床の促進に取り組んでいる.本稿では専任PTの導入までの経緯と活動内容について,ICU病棟にかかわるPTを呼吸リハビリテーション班と心臓リハビリテーション班(表1)に分け報告する.
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