特集 症例から考える脳幹病変へのアプローチ
脳幹の基本的な機能解剖
内山 靖
1
Yasushi UCHIYAMA
1
1名古屋大学大学院医学系研究科
キーワード:
脳幹
,
神経伝導路
,
局在とシステム
Keyword:
脳幹
,
神経伝導路
,
局在とシステム
pp.372-378
発行日 2020年4月15日
Published Date 2020/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201859
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Point
●脳幹は,脳神経,神経核,上行・下行路が密集し,わずかな病巣の違いによって症状や回復過程が大きく異なる
●脳幹の病巣では,覚醒,随意運動・筋トーヌス,感覚,姿勢・歩行,自律神経,眼球運動などの多彩な症状が動作・活動に影響を与える
●効果的な理学療法を行うためには,対象者の症状・状態をつぶさに観察して,病巣による脳の局在機能とシステムの双方への影響を解釈した臨床推論を進める必要がある
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