総説
脳幹病変による水平注視麻痺のMRI
越智 誠
1
,
中尾 洋子
,
佐藤 聡
,
佐藤 秀代
,
瀬戸 牧子
,
辻畑 光宏
1長崎北病院 放射線科
キーワード:
MLF症候群
,
眼球運動
,
橋
,
MRI
,
錐体外路
,
脳幹
,
脳疾患
,
脳底動脈
,
脳幹梗塞
,
One and a Half症候群
,
注視麻痺
,
傍正中橋網様体
Keyword:
Basilar Artery
,
Brain Diseases
,
Brain Stem
,
Eye Movements
,
Extrapyramidal Tracts
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Pons
,
Brain Stem Infarctions
pp.1765-1772
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2017141472
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高解像度MRIで描出される水平注視麻痺の責任病巣は、脳幹の神経路とよく一致している。眼球運動を司どる神経解剖をよく理解することは、眼球運動障害症例の診療で撮像法を適切に選択し、的確な診断を行う上で重要である。水平注視を司どる脳幹の神経核、神経路の機能解剖、側方注視麻痺、中枢性単独外転麻痺、核間性眼筋麻痺およびone-and-a-half症候群の病態生理およびMRI所見について解説し、それらの代表的な症例を提示した。
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