私のターニングポイント・第2回
「リハビリ」という都合のよい言葉
河合 眞哉
1
1BodyPioneer株式会社
pp.268
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201483
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スーパー臨床家という人が存在するならば,私はそのスーパー臨床家になりたかった.手を当てるだけで患部がよくなる,一見すればどの部位に身体機能的問題があるのか分析できる,そんな理学療法士になりたかった.
私が知らない理学療法情報,知識,技術を他の理学療法士がもっていれば焦り,私が習得した情報,知識,技術であれば優位性を抱いて臨床現場に立てていた.誰のための理学療法なのか,何のために理学療法士になったのか,そんなことを考えることもなく,ただただ理論と技術武装をすべく自己満足の臨床を行っていたと思う.
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