オリパラ関連企画 理学療法士が知っておきたい重要なスポーツ動作・12
ゴールボールのプレー動作
菊池 拓道
1
1医療法人地の塩会とだ小林医院
pp.1148-1149
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201399
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ゴールボールの概要
ゴールボールとは視覚障がい者が3人対3人で行うスポーツであり,1.25kgでバスケットボールほどの大きさのボールを転がし合い,相手ゴールに入れて得点を競う対戦型競技です.視覚の障害の程度に個人差があるため,選手はアイシェード(目隠し)を着け,一切光が入らない状態でプレーします.視覚が完全に閉ざされた状態になるため,ボールのなかに入っている鈴の鳴る音を頼りにプレーします.ディフェンスは投げられたボールに身体を投げ出し,壁のように身体を立てて受け止めます.
コートはバレーボールと同じ大きさで,縦18m,横(ゴールの幅)は9mあります.それを3人のコンビネーションで守るため,1人あたり約3mを守ることになりますが,そこにはフェイクや移動,速攻などさまざまな駆け引きがあり,コンマ数秒のスキを作り出し,ゴールを狙います.
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