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書評 —道免和久(監修)/竹林 崇(編集)—「—行動変容を導く!—上肢機能回復アプローチ—脳卒中上肢麻痺に対する基本戦略」
森岡 周
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1畿央大大学院健康科学研究科
pp.337
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201167
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リハビリテーションの理念は全人的復権である.故に,それに携わる専門職は対象者の全人的復権に向け日々努力を怠ってはならない.なぜなら,対象者の人らしさを復権するといった究極の目標を掲げているからである.
人らしさを象徴するものとして上肢による道具操作が挙げられる.乳児は環境に対して挑戦的に行動を繰り返すことでスキルを有した上肢機能を獲得していく.人は生まれながらにして意のままに身体を操れる機能を持ってはいない.言い換えれば,司令塔としての脳の組織化のためには,上肢を介した行動を起こすことが優先されるべき必要条件であるわけである.
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