オリパラ関連企画 理学療法士が知っておきたい重要なスポーツ動作
ストローク動作と肘スポーツ障害
小澤 正樹
1
1IMSグループ 明芳会 横浜旭中央総合病院リハビリテーションセンター
pp.150-151
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201119
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はじめに
近年,テニスにおいて多くのトッププロ選手が肘関節や手関節の怪我で大会出場を辞退する事態となっている.トップ選手となれば勝ち進むにつれて連戦が多くなるため,怪我の予防やコンディショニングが重要となる.そこで本稿では,近年のグリップの握りの変遷と肘スポーツ障害について述べたい.
テニスにおける肘関節障害は,バックハンドストロークに起因して上腕骨外側上顆炎(テニス肘)が起きやすいとされている.近年,プレースタイルやグリップの握りが変化し,フォアハンドストロークに起因する上腕骨内側上顆炎を臨床上経験する.
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