Japanese
English
特集 総合病院におけるリハビリテーション—急性期を中心に
ストロークケアユニット
Stroke care unit;Acute rehabilitation in general hospital.
山田 深
1
Shin Yamada
1
1杏林大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Kyorin University School of Medicine
キーワード:
脳卒中ユニット
,
Stroke Care Unit
,
遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクチベータ
Keyword:
脳卒中ユニット
,
Stroke Care Unit
,
遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクチベータ
pp.937-942
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200019
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はじめに
近年の脳卒中急性期治療は遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクチベータ(recombinant tissue-type plasminogen activator;rt-PA)(アルテプラーゼ)や血管内治療の導入といった薬剤,治療技術の進歩,さらには根拠に基づいた医療(evidence based medicine;EBM)を背景とした診療ガイドラインの整備などによって大きな変貌を遂げてきた.リハビリテーション医学の視点からは脳卒中専門病棟,あるいはモバイルチームとしての脳卒中ユニットにおける多職種連携チームによるサービス提供の有用性1)が明示され,発症直後からの専門的チーム医療の提供が求められている.脳卒中ユニットの有効性については本誌でもこれまでにとりあげられており2),詳細はそちらをご覧いただくとして,本稿では脳卒中急性期治療を担う総合病院におけるいわゆる集中治療室(intensive care unit;ICU)としての脳卒中ケアユニット(stroke care unit:SCU)でのリハビリテーションを中心に解説する.
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