特集 エキスパートが語る小児理学療法
発達障害児に対する早期理学療法
前本 薫
1,2
,
石井 のぞみ
2
,
伊藤 康
2
,
竹中 佐江子
3
,
内田 美穂
4
,
加勢 泰康
4
Kaoru Maemoto
1,2
1株式会社東京リハビリテーションサービス東京リハビリ訪問看護ステーション
2恩賜財団母子愛育会総合母子保健センター愛育病院
3株式会社東京リハビリテーションサービス
4子ども発達支援ルームおれんじ学園
キーワード:
発達障害者支援法
,
姿勢運動発達
,
早期支援
,
小児理学療法の役割
Keyword:
発達障害者支援法
,
姿勢運動発達
,
早期支援
,
小児理学療法の役割
pp.1087-1094
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201059
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はじめに
2005年4月の発達障害者支援法の施行,2016年8月の一部改正後,医療,福祉,教育,就労などの各分野で早期から生涯にわたる切れ目のない支援体制の整備が急速に進んでいる.
医療分野では,発達障害の基本的医療概念の拡大,つまり,疾患としての位置づけの整備と並行し,個々の日常および社会生活上の障壁に対する具体的対応への取り組みが始まった1〜3).発達障害児の多くに姿勢運動発達,骨関節上の課題がみられ,早期発見・早期支援に対して小児理学療法の専門性が求められている.
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