臨床実習サブノート 臨床実習のリスク 地雷を踏むな!・2
脳血管障害(回復期〜維持期)
中村 学
1
Manabu Nakamura
1
1竹の塚脳神経リハビリテーション病院リハビリテーション科
pp.692-698
発行日 2016年7月15日
Published Date 2016/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200612
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はじめに
脳血管疾患は日本人の要介護状態に陥る原因疾患の第1位であり,発症直後から身体機能・日常生活活動の著しい低下が起こるため,早期からリハビリテーションを実施し,それらの改善を図らなければならない.回復期リハビリテーション病棟において,脳血管疾患は担当することの多い疾患の一つであり,実習生に症例として担当してもらう機会も多い.実習生は脳血管障害患者の評価に難渋し,統合と解釈や治療プログラム作成でつまずくことが多いため,本稿では主に回復期の脳血管障害患者について,顕在的,潜在的リスクと対応法,地雷を踏まないためのコツについて述べる.
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