臨床実習サブノート 臨床実習で患者さんに向き合う準備・11
呼吸不全
野添 匡史
1
Masafumi Nozoe
1
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部
pp.420-425
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200540
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はじめに
臨床実習において呼吸不全患者の診療補助を行う機会は決して多くはないと考えられる.しかし,呼吸不全の代表的原因である慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)は世界的に増加しており,当然目の前の対象者が併存疾患として合併している可能性は少なくない.また,臨床実習において診療補助を行う対象者の主病名が運動器疾患であっても,その術後に何らかの原因で呼吸不全に陥る可能性もある.
本稿では,臨床実習で呼吸不全患者に向き合う際に最低限把握しておくべき内容および臨床場面における留意点について概説する.
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