Japanese
English
短報
閉じこもり傾向高齢者に対する互助活動と地域資源を活用した外出支援の取り組みが外出頻度に及ぼす影響について
The influence of treatment with mutual aid and community-service on extending life-space in community dwelling elderly with the tendency to housebound
高井 逸史
1
,
生田 英輔
2
Itsushi Takai
1
1大阪物療大学保健医療学部
2大阪市立大学大学院生活科学研究科
キーワード:
閉じこもり
,
互助活動
,
地域資源
,
外出頻度
Keyword:
閉じこもり
,
互助活動
,
地域資源
,
外出頻度
pp.426-429
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200541
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要旨 [目的]近隣住民による互助活動と地域資源を活用した外出支援の取り組みが外出頻度や近隣との交流度合に及ぼす影響を検証した.[方法]閉じこもり傾向にある地域在住高齢者15名(平均年齢75.2±5.3歳)を対象に,外出を推進する目的で近隣住民をサポーターとし,1週間に1回,1時間程度,趣味講座など地域資源をサポーターと一緒に体験する取り組みを行った.介入前後には生活空間の移動頻度,心理状態,運動機能,転倒恐怖感,近隣との交流度合い,主観的健康観を評価した.[結果]介入前後において外出頻度,Timed Up and Go Test(TUG),近隣との交流度合いに有意に改善がみられた.[結論]近隣住民と地域資源を活用した外出支援の取り組みが,外出頻度の増加につながり,健康への自助意識と住民の互助活動を推進した可能性が示唆された.
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