特集 老年症候群と理学療法
老年症候群と理学療法
3.理学療法で息切れ,嚥下困難は改善するか?
野添 匡史
1
,
間瀬 教史
1
,
荻野 智之
2
,
和田 智弘
2
,
福田 能啓
3
,
道免 和久
4
Masafumi Nozoe
1
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部理学療法学科
2兵庫医科大学ささやま医療センターリハビリテーション室
3兵庫医科大学地域総合医療学教室
4兵庫医科大学リハビリテーション医学教室
キーワード:
COPD
,
慢性心不全
,
誤嚥性肺炎
Keyword:
COPD
,
慢性心不全
,
誤嚥性肺炎
pp.413-422
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106634
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はじめに
高齢者が息切れ(呼吸困難),喀痰・咳嗽,嚥下困難などの症状を訴えることは少なくない.これは,基礎疾患の病状変化に加えて,加齢に伴う呼吸機能の低下,骨格筋の機能低下(筋量の減少)などが関与している.本稿では,息切れ,喀痰・咳嗽,嚥下困難などの症状が高齢者で生じやすいメカニズムと,各症状に対する理学療法の実際について述べる.
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