臨床実習サブノート 臨床実習で患者さんに向き合う準備・3
大腿骨頸部骨折
野上 慎二
1
Shinji Nogami
1
1京都大原記念病院リハビリテーション部
pp.667-673
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551200274
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はじめに
学生の臨床実習において大腿骨頸部骨折の症例が取り扱われることは少なくない.高齢者に起こる骨折として頻度が高く,多くの症例をみられることから学生が担当する症例となりやすいと考えられるが,年齢,性別,受傷度合い,合併症など治療の方法や経過も大きく異なる.そのため,障害を一様に捉えることは避けたい.
本稿では,臨床実習で大腿骨頸部骨折を受傷された方を担当した場合,何を行っていけばいいのかを述べたい.臨床実習において少しでもお役に立てれば幸いである.
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