書評
―上杉雅之(監修)―「イラストでわかる小児理学療法」
崎田 正博
1
1京都橘大学健康科学部理学療法学科
pp.999
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106468
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書は,大学や養成校での発達障害系理学療法の教科書として企画されており,その特色は3点ある.イラストや写真を多数掲載している点,「先輩からのアドバイス」や「トピックス」等のコラムを多数配置している点,各章末に「確認してみよう!」を配置して国家試験対策を行っている点である.
内容としては,人間発達(運動発達,上肢・摂食・反射と姿勢反応の発達など)から始まり,脳性麻痺の概略,痙直型脳性麻痺-両麻痺,痙直型脳性麻痺-四肢麻痺,痙直型脳性麻痺-片麻痺,脳性麻痺-アテトーゼ型脳性麻痺,重症心身障害(重度脳性麻痺),小児整形疾患,デュシャンヌ型筋ジストロフィー症,ダウン症候群,低出生体重児・ハイリスク児,発達障害,小児理学療法の特殊性までが14の章に構成されている.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.