特集 脳卒中理学療法のシームレス化にむけて
―座談会―脳卒中理学療法のシームレス化に向けて―臨床の現状と法律・制度
小山 理惠子
1
,
藤野 雄次
2
,
山口 和之
3
1聖テレジア病院リハビリテーション部
2埼玉医科大学国際医療センターリハビリテーションセンター
3日本理学療法士協会
pp.509-516
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106313
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急性期・回復期・生活期という病院・施設の機能分化は,医療制度変革と診療報酬の改定に伴って生まれた.1997年に介護保険法が成立し,2000年に施行,同年回復期リハビリテーション病棟入院料が新設され,予防,医療,介護において一体となった高齢者リハビリテーション提供体制の統合整備が促進された.2006年に疾患別リハビリテーション診療報酬算定,そして2008年には早期リハビリテーション加算が導入された.理学療法のみならず,現在の医療・福祉システムはこれらの制度変革の結果であり,今後も変化していく.
そのようななか,本特集「脳卒中理学療法のシームレス化にむけて」は,理学療法が担う役割を確認し,病期を超えてつながるべきこと・共有すべきことを中心に,理学療法が担う役割を確認し,よりよい連携の流れをイメージしたものである.チーム医療の現状とあり方,制度との関連,理学療法の今後をキーワードに座談会を企画した.(本誌編集委員会)
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