特集 病棟理学療法
大学医学部附属高次総合病院における病棟理学療法―救命救急センターを中心に
笹澤 まつみ
1
,
龍口 順子
1
,
藤谷 尚子
1
Sasazawa Matsumi
1
1横浜市立大学医学部附属市民総合医療センターリハビリテーション部
pp.559-565
発行日 2001年8月15日
Published Date 2001/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105856
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はじめに
今日,全般的な在院日数の短縮化の動きに伴い,一貫した早期リハビリテーション,特に病棟理学療法の役割が重要視されてきている.
大学病院では専門化された高度な医療を担っており,また第3次救急病院としての機能を果たしているところも多い.したがって,リハの対象となる症例も急性期を中心に多様である.また,救命救急センターやICUなどでの急性期リハに関与することも多く,頭部外傷,多発外傷脳血管障害,熱傷のリハや術後の肺理学療法の報告などもみられている1-8).
当院は第3次救急病院の機能を有する,横浜市立大学医学部附属の高次総合病院である.そこで当院の病棟理学療法の現状について,早期病棟理学療法の需要の高い救命救急センターを中心に報告する.
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