特集 整形外科の外傷治療-現状と課題-
Ⅱ. 外傷治療システム(外傷センター,レジストリー)の現状と課題
帝京大学医学部附属病院外傷センター
黒住 健人
1
1帝京大学医学部附属病院外傷センター
pp.32-36
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000265
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帝京大学医学部附属病院外傷センターは2009年5月に稼働し,現在は救急科所属医師と整形外科からの出向医師を合わせ,13名体制となった。救急科内の3部門で協力しながら,重症外傷・多発外傷・開放骨折などを中心に治療を行っている。院内体制として,麻酔科や手術室との連携を進め,働きやすい環境となりつつある。また,大学病院の責務として,後継者の教育と外傷治療のデータを発信できる体制構築を進めている。外傷センター設置の必要性を示し,それがわが国の外傷治療レベルを向上につながるよう活動を進めていきたい。
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