特集 回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟における理学療法士の役割―これまでの反省とこれからの課題
岡野 文男
1
,
原 道也
1
Okano Fumio
1
1福岡リハビリテーション病院リハビリテーション科
pp.179-182
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105763
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
発症からの時期,施設により理学療法の果たすべき役割は異なるのだろうか.それでは平成12年4月に新設された“回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)”についてはどのように考えればよいのであろうか.同一条件下にある患者であれば,回復期リハ病棟で有ろうと無かろうと,PTの果たすべき役割は変わらないはずである.新たにこのような制度の成立をみると,今日までのリハビリテーション医療が必ずしも肯定的に受けとめられていないとも考えられる.
本稿では,従来の理学療法が抱えている問題を指摘しながら,当院における回復期リハビリテーションの取り組みを紹介し,PTの役割を再考することにしたい.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.