書評
―David S. Butler(著),伊藤直榮(監訳)―バトラー・神経系モビライゼーション―触診と治療手技
藤縄 理
1
1埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科
pp.783
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105658
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本書は神経系モビライゼーションの世界的な第一人者であるDavid S.Butlerが著した“Mobilisation of the Nervous System”の日本語訳である.原著は1991年に初版が出版され世界中で読まれていて,Butler自身も世界中で招待され講習会を行っている.日本では1997年に日本理学療法士協会第32回全国研修会で特別講演と研修後の講習会を行った.今までに3回来日し,全国各地で5回講習会を行っている.また,原著の協力者で“Clinical Reasoning”の章を担当しているMark A. Jonesは1994年以来5回来日し,Maitland Conceptの徒手的療法講習会を行っていて,神経系のモビライゼーションについても紹介している.それ以来,ずっと原著の翻訳が待ち望まれていた,まさに垂涎の書である.
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