症例報告
老人保健施設から独居での在宅復帰に長期間を要した大腿骨頸部骨折術後の症例―理学療法をめぐる反省を踏まえて
金澤 寿久
1
,
田中 敏之
2
,
中嶋 夕紀
3
Kanazawa Toshihisa
1
1大浜第二病院リハビリテーション科
2丸茂病院リハビリテーション科
3老人保健施設「若山荘」
pp.725-729
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105643
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はじめに
今回,大腿骨頸部骨折術後,病院で4か月半にわたる理学療法を受け,老人保健施設(以下,老健施設)での9か月間の入所期間を経て,独居での在宅復帰を果たした症例を通じ,入所後4か月目には比較的高いADLレベルを再獲得していたにも関わらず,その後,在宅復帰までに5か月も要した原因について検討した.
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