特集 臨床実習の課題と展望
EOI(essences of the issue)
pp.151
発行日 2000年3月15日
Published Date 2000/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105505
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養成機関が急増した現在,良質な臨床実習施設の確保が困難になっている.実習施設によっては複数の養成機関から一度期に多くの実習生を受け入れ,指導教育に悪戦苦闘している.中でも小児施設が著しい.実習施設内では患者の権利主張に当然の配慮もしなければならない学生の質の低下も囁かれている.一方で,平成11年度に厚生省指定規則が改定され,病院・診療所以外においても実習が可能になった.生活や地域に視点を置いた実習など,養成機関の独創的な方針によってユニークな企画が可能にもなった.このような課題を抱える臨床実習をどのように展開していくのか,問題提起とそれらの解決に向けて特集を企画した.
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