報告
画像上中大脳動脈後大脳動脈境界域梗塞を示した周生期脳障害例の運動障害
大谷 さやか
1
,
横地 光子
1
,
篠田 歩
1
,
岩崎 朋子
1
,
阿部 明代
1
Otani Sayaka
1
1重症心身障害児施設おおぞら療育センター
pp.63-66
発行日 1999年1月15日
Published Date 1999/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105231
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はじめに
脳性麻痺の運動障害の多くは,痙性,アテトーゼとして理解されるが,一部分類不能のタイプもある1).その運動障害の理解は不十分であり,これらの症例の運動発達経過が蓄積され,更なる検討が待たれるところである.
我々の施設で経験した分類不能の脳性麻痺のうち,MRI画像上中大脳動脈後大脳動脈境界域梗塞を示す周生期脳障害例2)が比較的均一な運動障害を示したので,その特徴をまとめて報告する.
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