とびら
夜明けへ
山下 顕史
1
1有馬温泉病院理学療法科
pp.587
発行日 1995年9月15日
Published Date 1995/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104367
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一夜にして街が消えた．多くの方々が亡くなった．夢ではなく現実に自分の目の前で起こった一瞬の出来事であった．
1995年1月17日午前5時46分，兵庫県南部を中心に都市直下型大地震（阪神・淡路大震災）が起こった．ライフラインが寸断され，食事，トイレ，入浴などの日常生活の基盤が失われた．数日間，私は何をすれば良いのか，何から手を着ければ良いのか分からなかった．
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