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医師
今田 拓
1
1日本医師会
pp.858
発行日 1992年12月15日
Published Date 1992/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103649
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1868年(明治元年),我が国の医学は西洋医学を取り入れることが定まり,これに沿って1874年,文部省が東京など3府に医学教育の課程,臨床経験,開業免許など医師の身分と業務に関する「医制」(今の医療法と医師法とを併せたもの)を制定,これが後に全国的に統一された.1906年,独立した身分法として医師法が誕生,医師の免許取得資格を規定,開業免許を廃止,医科大学または医学専門学校の卒業者のみが医師免許を取得できることなどが規定された.
1942年の戦時体制下,国民医療法が制定され医師法もこれに包括されるが,戦後,社会保障制度の整備とともに医療関係者の法制が見直され,1948年,現在の医師法が制定され,インターン制度を含めた医師国家試験も開始された.1968年,インターン制度は廃止され,代わって臨床研修医制度が創設された.
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