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講座 障害者・高齢者のための住宅・4
疾患・障害別住宅増・改築のポイント-2―1.慢性関節リウマチ患者の家屋改造
Housing for the Aged and Disableld.4: 2-1.Housing Adaptation for the Patients with Rheumatoid Arthritis
宮川 豊
1
Yutaka MIYAGAWA
1
1道後温泉病院理学診療科
1Deparment of Physical Therapy, Dohgo Spa Hospital.
pp.703-706
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103608
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Ⅰ.初めに
慢性関節リウマチ(以下,RAと略.)は「全身性の炎症性疾患で再燃と寛解を繰り返す」という特徴を有し,将来における障害像を予測することが他疾患に比べ非常に困難である.このことがRA患者の家屋改造を困難にしている.一般に障害者の住宅に関する文献は車いす使用者を中心としたものが多いが,RAの場合上肢障害も著しいことや日本の建築様式から考えると車いすによる生活は実用的とは言えない.また,当院においては入工関節置換術により,かなり高い確率で,少なくとも室内歩行が確保されるようになっている.したがって本稿では,室内歩行以上のレベルを対象とした内容を中心に述べる.
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