Japanese
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特集Ⅰ 職場運営と業務の見直し
脳卒中主体のリハビリテーション病院における理学療法業務の見直し
Administration and Service Improvement: Reconsideration of Physical Therapy Service for Stroke Patients in a Rehabilitation Hospital
浅山 修
1
,
古川 真知子
1
,
尾花 久
1
,
露口 明宏
1
,
一色 房幸
1
,
兵頭 由美
1
Osamu ASAYAMA
1
,
Machiko FURUKAWA
1
,
Hisashi OBANA
1
,
Akihiro TSUYUGUCHI
1
,
Fusayuki ISSHIKI
1
,
Yumi HYOHDOH
1
1松山リハビリテーション病院
1Matsuyama Rehabilitation Hospital.
pp.745-751
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103382
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Ⅰ.初めに
超高齢化社会への施策として,国はゴールドプランを高々と謳い上げ,われわれの住む一地方都市の周辺でも,老人保健施設や老人福祉施設などの開設が,現実として目や耳に入るようになってきた.しかし,障害老人のリハビリテーションへの期待は膨む一方であり,リハビリテーション専門病院における入院患者の高齢化,障害の重度化,入院期間の長期化などによる施設化の実態は,今や頂点に達していると言っても過言ではないであろう.
民間経営のリハビリテーション専門病院である松山リハビリテーション病院(以下,当院と略.)においても例外ではなく,施設化とリハビリテーションへの過大なる期待との板挾みの中で,理学療法業務は多忙を極めている.
今回,リハビリテーション専門病院における理学療法業務の在りかたを問い質(ただ)すため,当院での理学療法業務,中でも脳卒中に対する運動療法の実態を中心に報告し,われわれなりの考察を加えてみたい.
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