プログレス
Reflex Sympathetic Dystrophyの治療
塩谷 正弘
1
1関東逓信病院ペインクリニック科
pp.425
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103295
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1.初めに
反射性交感神経性萎縮症は外傷または神経損傷を残す疾患後に生じる状態であり,交感神経の機能亢進とallodynia,hyperpathia,を示す難治性の疼痛疾患である.1986年international association of the study of painでまとめられた疼痛の分類法では従来の考えかたを見直し,カウザルギーは灼熱痛が有りallodyniaとhyperpathiaが有るもので神経またはその枝の部分的な損傷後に生じるものとし,反射性交感神経性萎縮症を持続痛が有り,骨折などの外傷後に生じるもので神経には損傷を認めないものとした1,2).
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