Japanese
English
講座 姿勢・3
姿勢の発達的変化
Posture. 3: Developmental Change of the Posture
北原 佶
1
Tadashi KITAHARA
1
1北九州市立総合療育センター
1Kitakyushu Center of Developmental Medicine and Education, Kitakyushu City.
pp.209-214
発行日 1991年3月15日
Published Date 1991/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103232
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Ⅰ.初めに
姿勢は,単に体型として“からだつき”を示すこともあるし,人が取っている一定の“構え”を言うこともある.
からだつきや構えは月・年齢の推移とともに変化する.特に乳幼児期の姿勢の変化は著しい1,2).姿勢の変化は,個体のもつ遺伝的要素と環境との相互作用の結果として起こり,成熟と経験の総和としてとらえることができる.
発達とは,個体が年齢の推移に伴って,成熟と経験の総和により構造や機能が分化・複雑化・多様化することである3,4).ここでは姿勢をからだつき,構え,体位に分ける.まずからだつきの月・年齢の推移を述べ,次に構え,体位が月・年齢の推移とともにどのように分化・複雑化・多様化するかを述べる.この中で姿勢の発達的変化を検討したい.
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