学会印象記 〈第24回日本理学療法士学会〉
初めての演者,体験記
中石 睦
1
1横浜市総合リハビリテーションセンター
pp.577-578
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102840
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第24回日本理学療法士学会は,岩手県盛岡市において,「理学療法士と福祉社会」をテーマに開催されました.全国から約1,600人が参加し,演題数も270題と非常に盛大な学会でした.
理学療法士としての経験3年目を迎えた私も,今回は初めて演者として参加しました.このような全国レベルの学会で演題発表をするとなるとどなたも緊張するものでしょうが,初めて発表をする私には,自分だけが緊張しているように思われてなりませんでした.しかも私の発表は2日目の午後のセッションでしたので,学会開催期間中ずっと緊張しっ放しでした.その間,他の先生方の演題発表を聞いていても,緊張のあまり頭に入らないということがしばしばありました.それどころか,活発な質疑応答を聞いているうちにますます緊張感が高まり,自分の演題に対する質問の傾向と対策で頭がいっぱいになってしまいました.準備の段階でもっと十分に対策を講じていればもう少し落ち着いていられただろうにと,つくづく後悔させられました.
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