書評
―長澤 弘(編)―「脳卒中・片麻痺理学療法マニュアル」
吉尾 雅春
1,2
1千里リハビリテーション病院開設準備室
2元札幌医科大学
pp.594
発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102584
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「脳卒中・片麻痺理学療法マニュアル」,正にタイトルにふさわしい内容と手法を擁した書籍である.臨床で用いる可能性の高い検査法を具体的に紹介し,多くのフローチャートを用い,また,理学療法を進めていく上で重要なことを箇条書などにまとめたことで,読者を理解へと導いてくれる.
本書は,第Ⅰ章「脳卒中・片麻痺のとらえ方」,第Ⅱ章「脳卒中・片麻痺の疫学,診断学,内科・外科的治療」,第Ⅲ章「脳卒中・片麻痺の理学療法評価と治療介入」,「付録」によって構成されている.その大半は「脳卒中・片麻痺の理学療法評価と治療介入」に割かれ,その内容は理学療法評価,課題志向的治療介入,長期療養に向けて,という項目でまとめられている.
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