書評
―武富由雄 著―「練達PTタケトミのからだの動きの診かた ポイントとコツ」
奈良 勲
1
1神戸学院大学
pp.720
発行日 2005年8月15日
Published Date 2005/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102515
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このたび,ユニークなタイトルのついた著書「練達PTタケトミのからだの動きの診かた ポイントとコツ」が文光堂より出版された.タケトミとは,理学療法界では誰もが知る武富由雄氏のことである.武富氏は第1回理学療法士国家試験に合格した183人中の一人であり,長年大阪大学医学部附属病院リハビリテーション部に勤務され,その後神戸大学医療技術短期大学部および神戸大学医学部保健学科の教授として活躍された.その間数多くの著書の出版,論文,国内外の学術集会での報告があり,日本理学療法士協会主催の第14回全国研修会長,第22回日本理学療法士学会長を務められている.平成6年には医学博士を取得,平成9年には神戸大学名誉教授の称号が授与されているが,現在でも臨床・教育・研究に精力を注いでおられる怪物である.
本書は,1.“診る”人の心構え,2.からだの“診かた”基本,3.身体各部の診かた,4.立位と歩行,5.付録から構成されている.また,「武富由雄のプロフィール」の中には「診かた,若いセラピストの皆様へ」と題したタケトミならではのメッセージも記載されている.
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