特集 理学療法士のキャリアデザイン
理学療法士のキャリアモデル
3.教育者として
大西 秀明
1
Hideaki Onishi
1
1新潟医療福祉大学医療技術学部理学療法学科
pp.408-410
発行日 2012年5月15日
Published Date 2012/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102276
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はじめに
筆者は理学療法士免許を取得した後,6年間の臨床経験を経て大学院に進学し,大学院博士後期課程修了後に大学設置準備室に入職した.その後,新潟医療福祉大学の講師,教授を経て現在学科長を仰せつかっている.
理学療法士として就職した当初に心に決めていたことが2つある.1つ目は30歳になるまで様々な疾患に対する理学療法を経験し,30歳以降はより専門性を高めるために得意分野を作ること.2つ目は何でもいいので何か研究活動をしようということだった.2つ目については,“何かを解明したい”と言うよりも,“これからは研究活動をしなければいけないのだろうなぁ”という漠然とした気持ちであった.
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